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| 2007シーズン前(長篇です!) | 05.02.09
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〔MaxStaff(以下:M)〕レイソルに帰ってきて1年が経ちましたね。振り返ってこの1年はいかがでしたか?
〔キタジ(以下:K)〕そうですね。とにかくJ1に昇格できたことが全てで、そのためにレイソルに戻ってきましたから、チームのために僕自身が大きな原動力になることはできなかったですけど、しっかりチームとして上がれたのはよかったと思います。
〔M〕4年ぶりのレイソル復帰ということでしたが、変わったところは?
〔K〕根本的な部分は変わっていませんでした。みんな仲がよくて、いいからこそいろいろ言い合えるという感じでした。違ったのは僕が年取ってレイソルでは完全にベテラン組だったということだけ(笑)。1年かけて年長者ってどういうもんなんだろうって考えていました。チームを引っ張る立場といっても、目上の選手としての振る舞いってどんなことなんだろうってわからなかったんです。結果的には練習を一生懸命やって、常に先頭を走って、監督の意図を若手だけでなく全体に伝えながらやっていけばいいのかな?ってそれぐらいでした。
〔M〕シーズンインしてレイソルもキタジも出足好調でした。
〔K〕そうですね。最初はJ1の吊残があって、やれちゃうものなんですけど、徐々にレイソルの戦術を研究されるようになってくると、良さをつぶされるようになって、だんだん力を発揮できなくなってきてしまいました。
〔M〕思うように戦えず苦しい中で思っていたことは?
〔K〕僕たちには、迷って行き詰っても、返るところがありました。石さん(石崎監督)の戦術です。もちろん石さんの戦術をやれているときとやれていないときとありましたけれど、どんなときでも石さんは戦術を変えずにいてくれました。それは僕たち選手にとっては大きかったと思います。1年を通じて、結果を出せなかったら一度元に戻る、その繰り返しでした。
〔M〕戻るところがあるのはチャレンジをする上でも安心感がありますよね。
〔K〕そうなんです。石さんの戦術というのは気持ちがないとできない戦術で、人もボールも動く以上、全員に“相手より走ってやるぞ”とか“負けるもんか”という気持ちがないと、心が負けてしまって、まっとうしきれないんです。だから、シンプルに戻るところがあるっていうのは大きかった。
〔M〕J2の中には激しくぶつかって、一気にゴールというイメージのチームが数多い中で、レイソルの人もボールも動く戦術を全うするには体力的な負担も大きいかもしれません。
〔K〕そうですね。ボールを取りにいくにしても、みんなで気持ちを合わせていかないと、相手に回されて、結果的に振り回されるだけになってしまう。長いリーグ戦の中ではそういう形になってしまった試合もありました。今年はボールを奪いに行くところの徹底など、全員の統一意識をさらに高めていかなければいけないのかもしれないなと思います。
〔M〕J意識が統一できないとカウンターが怖いですよね。
〔K〕そうそう、昨シーズンもやっぱりカウンターから失点してしまう回数が多かったですよね。じゃぁ、それを防ぐために引いて守るのか?と言われたら、それは石さんが求める戦術とは違ってしまう。じゃぁ、どうするんだ?っていうことになると、やっぱり球際、攻守の切り替えをさらに徹底させないといけない。昨シーズンはそこが甘かったのかなと思います。
〔M〕キタジにとっては怪我が多く精神的に辛いシーズンでしたね。
〔K〕何回怪我したかな?最初の肉離れが5月?2回目の膝の手術が夏、その後に早めに復帰したけれど、ずっと違和感がある中で、怪我人が出たりして、休めなくなって、ごまかしながらやっていたんです。もちろんレイソルにとって負けられない試合が続く中で、活躍できない自分を怪我のせいにはしたくなかった。ただ戦術を全うするために必要な、ターンのタイミングが怪我のせいで遅くなってしまった。頭で理解して気持ちでは動きたかったけれど、体はうまく動いてはくれなかった。チーム状況から試合に出続けなきゃいけないっていう気持ちと、レイソルのために今の自分が100パーセント勝利に貢献できていないなら、休むほうがいいんじゃないかというジレンマがずっとありました。シーズン終了間際には膝がもっと悪くなってしまって、練習どころか、普段の生活も辛くなってしまった。本当に昇格がかかる大事な時期だけれど、プレーできないなら、早めに手術をして来シーズンに向けてしっかりと仕切りなおしたほうがいいという判断になったんです。
〔M〕レイソルを昇格させるために戻ったはずなのに、思うように結果を出せない悔しさが伝わってきて、見ている側も辛かったです。
〔K〕まったくできなければ、休むという判断ができます。でも、やろうと思えばなんとかできるわけで、その微妙な状況は辛かった。じゃぁ、どうするんだ?って苦しくて、いろんな人に相談しました。エスパルスの俊さん(斉藤俊秀選手)にも相談しましたけど“今、キタジができる100パーセントを出せばいい。サッカーをやっていれば、どんなにケアしていても100パーセントのコンディションで戦える試合ばかりじゃない”って言葉で少し楽になれたし、精一杯戦っていれば、何かが起こるんじゃないか?っていう気持ちになれた。だから俊さんには感謝しています。いつも一緒に戦ってくれるサポーターには、プレーの質が落ちてしまい、フォワードとして結果を出せず申し訳ないって気持ちでいっぱいだったけれど、必死に戦うことで少しでもレイソルの力になりたかった。その後、サッカーができないぐらい痛みが出てしまい、スタンドから見守ることしかできなかったのはもっと辛かった。
〔M〕終盤、昇格できるかどうかの瀬戸際で、プレーできずに辛かったのでは?
〔K〕そうですね。でもどんなときもサポーターが応援してくれた。もしいなかったら絶対昇格できていないと思う。ホームどころかアウェイまで黄色く染めてくれた。“みんなすげーよ”って隠れてだけど、何度その気持ちに泣かされたことか…。負けた試合でもね、ブーイングだけじゃなくて、「おめーら、そんなんで下向いてんじゃねぇ!次だ次《ってスピーカーで言われたのはグッときた。もちろん全然駄目でブーイング受けても仕方がない中だったし、申し訳ないなって思っている中で、それでも励ましてくれたことが、逆に僕らがサポーターのみんなに操られたというか、のせてもらったのかなと思う。本当に感謝してます。でも、今シーズンだよね。今年がもっと重要なシーズン。J1でどれだけやれるか?簡単じゃないけど、もう一度J2に行くわけにはいかない。
〔M〕KITAJIMAXにも応援のメッセージが1年を通じてずっと書かれていましたね。
〔K〕そうですね。心強かったし、前に所属していたエスパルスサポーターのみなさんまでもが、レイソルの昇格を願って声援を送ってくれていたのがありがたかったです。
〔M〕J2での1年で学ぶべきことも多かったのでは?
〔K〕はい。みんな気づいたのはよかったよね。なぜ降格してしまったのか?何が足りなかったのか?変わらなければいけなかったのか?選手にしても、スタッフにしても、フロントにしても、もちろんサポーターにしても、降格して初めて、今までとは違う何かに気が付いたはず。だからこそ2007年、今シーズンの結果が、みんなが気づいたことが正しかったかどうか試されるんだと思う。どれだけの覚悟を持って挑めるかってことが大事ですよね。
〔M〕J1での開幕戦が大事かもしれませんね。
〔K〕そう。その時の気持ちは忘れちゃいけない。
〔M〕応援してくれるMAX仲間のためにも頑張らなくちゃいけないですね。
〔K〕ですね!本当に期待に応えられるように頑張ります。そうそう、この場を借りて謝ってもいいですか?日記に怪我のことを隠して書き込みをしたときに、引退かと勘違いさせちゃったことあったでしょう?本当にごめんなさい。言い訳みたいになっちゃうのが嫌で怪我のことは書きたくなかったんだけど、でも何か伝えたかった。そしたら変な書き方になっちゃって、心配させちゃいました…。反省してます。今シーズンは心配させないように気をつけますっ!
〔M〕今シーズンは怪我なく過ごさないとですåね!
〔K〕そうですね。開幕には間に合わないと思うけど、再発が怖いから、焦らず今はじっくり治そうと思っています。
〔M〕そういえば、脱線しますが、長男の大地くんのドリブルがすごいという書き込みがありました。
〔K〕えっ?どこで見たんだろう?何で知ってるの?練習場かな?すごいんですよ!もうね、親の僕が言うのもなんですけど、かなりですよ!ちょっと頑張って教えようかな?何でも小学校2年生ぐらいまではがんばった子がうまいらしいんですよね。その後はセンスとか才能が出てくるんだって。どちらかと言ったらドリブラーにしたいんですよね。今の子って個性がないじゃないですか。だから小学生になったら大地に「オマエドリブルばっかしてろ。ふざけんなパスしろよって言われてもドリブルでいいよ《って言おうと思ってね(笑)。サッカーは楽しいものだから、大地も好きのままでいてくれたらいいな。
〔M〕今シーズンはフットボーラー大地くんの成長も随時リポートしてくださいね!では最後にみんなにメッセージを。
〔K〕いい選手もいるし、まずはポジション争いからですよね。たぶんレギュラー獲るのだって簡単じゃないと思うんですよ。その中で試合に出られるようにまずは努力して、レイソルが1つでも多く勝てるように頑張ります。今シーズンも北嶋秀朗をよろしくお願いします!
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